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お早うございます。(*・ω・)ノ
ゴルフと将棋の共通点は多い
スミマセン、今日はチョットだけゴルフから離れたお話を。
ワタクシ、ゴルフに夢中になりながらも、将棋も好きです。毎週日曜日のNHK杯も観ています。(;^_^A
将棋をやっていて、何となくなんですが、ゴルフとの共通点を見つけました。
ゴルフも将棋も序盤、中盤、終盤に分けられる
将棋は一連の流れとして、序盤、中盤、終盤と分かれます。
序盤は、相手の駒とぶつかるまでの段階で、戦法の方針を決め、自陣を組み立て攻守のバランスを取ります。
中盤は、正しく戦いです。相手の駒を取り、相手陣に攻め込み、自分が勝ちやすい状況に持っていきます。
終盤は、言葉どおり終わり、つまり決着をつけるための状況です。とにかく相手より1手でも先に王様を封じ込めます。
ゴルフでいうなら、序盤はティショット、中盤はグリーンを狙うセカンドショット、終盤はグリーン上のパッティング。
プロの将棋の対局は、おおよそ1日がかりで勝負をしますが(タイトル戦などは2日間かけて行うこともある)、午前中は、序盤つまり戦法の方針を決め、自陣の陣形を整えます。
昭和の頃は、ある程度、駒の組み方も約束事があり、だいたい決まった形になっていたそうです。それを定跡(囲碁では定石と書く)と言います。ほぼ、午前中は決まり事として駒を進めて、午後に入って駒がぶつかってから勝負、というのが流れだったようです。
それなんで、前の日の酒が残っていても、午前中に抜いとけば勝負になるなんて、武勇伝も残っています。(笑)
ゴルフも昔はティショットは何が何でもドライバーを使って、多少ラフに入ってもいいから、豪快にかっ飛ばしておけ!みたいな風潮があったような記憶があります。
序盤は、ゴルフも将棋も、どちらも大きなミスさえしなければ、大体OK!みたいな感じだったのかと。
勝負は中盤から、いかに自分のペースに持っていけるかに注視し、感覚を研ぎ澄ませていきます。
ゴルフもグリーンのどの位置に球を落とせば、バーディチャンスになるかと集中させます。
そして、終盤。将棋の場合は、プロの対局は力が拮抗しているので1手差で勝負がつくことが多いです。つまり、王様を追い詰める筋道があるのに間違って追い詰めそこなうと、大抵負けてしまいます。
ゴルフもグリーン上までは、上手く攻めてきても最後のパットを外してしまうと、全てが台無しになってしまいます。
逆に、難しい詰みルートを見つけて大逆転、超難関のロングパットが入ってバーディと最後の最後の勝負強さがあると、試合に勝ってしまいます。
ゴルフも将棋も終盤の力量で勝つ率が上がる
ゴルフと将棋の共通点は、序盤より終盤に強い人が勝率が上がるということです。
また、ゴルフ、将棋、それぞれの上級者ら聞いた言葉なんですが、
「ゴルフ(将棋)はポジショニングのゲーム。いかにいい位置につけられるかで勝負が決まる」
と全く別のゲームなのに同じことを言われました。
将棋も、駒をいい配置に陣取った方が有利、ということなんですね。
既存の常識を変えた稀代のスーパースターの出現
但し、これは一昔前の話です。
20年~30年くらい前に、それぞれの世界で革命が起きました。
ゴルフ界はタイガーウッズ選手、将棋界は羽生善治氏、の出現です。
タイガーウッズ選手は、圧倒的な飛距離の持ち主にもかかわらず、ティショットでもアイアンを持ったりして、とにかく最高のポジションに球を運びました。この時、ドライバーショットでも球を「飛ばす」のではなく、「運ぶ」と表現していたのは、衝撃でした。
羽生善治氏も、今までの定跡を覆すように、序盤から守りながら攻めの体勢を作り、圧倒的な攻撃力で相手を粉砕していきます。
出典:https://cakes.mu/series/1240
余談ですが、羽生氏は将棋界の記録をことごとく塗り替えています。将棋は、大きなタイトルが7つあるのですが、全てを一人で制覇をした唯一無二の人物であります。ゴルフでいうグランドスラムですね。また、年間のタイトルホルダーは7人いるということになりますが、19歳で初タイトルを獲って以来、7×年数=タイトル数のうち、半分以上のタイトルを獲得しています。
生涯で1つでもタイトルを獲得したら、トップ棋士の仲間入りできるレベルの難しさにもかかわらずです。この辺りも、ゴルフのメジャータイトルと似ていますね。
全盛期のタイガー選手が四半世紀以上の間、力を維持している、という感じでしょうか?
まとめ
将棋とゴルフは、序盤より終盤に強いほうが勝つ率が上がる。以前は、序盤はゆっくりと攻め上がって最後の締めにミスが許されなかった。だが、羽生善治氏、タイガーウッズ選手という稀代のスーパープレーヤーの出現によって戦い方が根本的に変わってしまった。
どの世界も、今までの常識を覆すような人物によって大きな進歩の転機になるのですね。
ではでは✋
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